秋の研修会報告
「精神科作業療法の評価:臨床に活かすコツ」
◆日時:平成28年11月12日(土)・13日(日)
◆会場:東北福祉大学せんだんホスピタル 大会議室
仙台市青葉区国見ケ丘6丁目65番8号
◆プログラム
11月12日(土)
13時受付開始
13時30分~14時30分
講演「精神科作業療法の評価の視点(仮)」
講師:渥美 惠美
(東北福祉大学健康科学部教授 作業療法士)
14時40分~16時40分
臨床事例を用いての演習
11月13日(日)
8時30分受付開始
9時~12時
公開症例検討会:
「思考障害と認知機能障害により、
環境適応能力が低下している事例」
事例提供者 :鈴木 博行(川崎こころ病院 作業療法士)
スーパーバイザー:青山 宏
(西九州大学大学院教授 作業療法士)
佐藤病院
佐々木哲
秋晴れののぞく中、二日間にわたって開催された研究会では40名を超える参加者が集まりました。『作業療法の評価』に焦点を当てたためか、非会員の方の参加も多く、日々の臨床で皆さんがいかに評価に悩み、重要性を感じているかが参加人数にもあらわれているように思いました。
初日は渥美先生により評価のポイントを講演していただき、その視点を用いながら丹治先生の症例に対してグループワークを行いました。ICFを用いて他の先生方とディスカッションしながら対象者像を作り上げていく作業は、自身では思い付かない視点に気付かされることが多く、対象者のみならず、病名や家族、生活環境なども含めた全体像を整理し、見直す事の大切さを再確認する事が出来ました。
翌日は鈴木先生の誠実さと、対象者を何とかしてあげたいという気持ちに応えるべく、質問や意見が多く飛び交う症例検討となりました。
研修会や懇親会を通じて多くの先生方と接することで、“また明日から頑張ろう”というエネルギーをたくさんもらう事ができました。