第185回 定例会報告

期 日: 平成2893日(土)13301630
会 場: 福島県立矢吹病院

発表者:鳥越 隆弘
司 会:稲毛 義憲      記 録:磯目 智子

高野 恭平
南浜中央病院

 当日は非常に暑く、残暑が厳しい中でしたが、自然に囲まれた矢吹病院の中で、季節を感じながら、症例検討が出来ました。その中で、鳥越先生の発表を聞いて、他の参加者の皆様と意見交換ができ、終了時には、もっと鳥越先生の症例に触れていたい、まだまだ意見交換がしたい!と、場にいた皆さんが同じ思いだったように感じます。
今回の症例は、「ご近所トラブルから訪問支援を利用した認知症の女性へのかかわり」というタイトルの通り、ご近所の方からの声により、介入が始まったケースでした。病院生活においても患者様同士のトラブルなどに介入をすることがよくありますが、地域の中で起きている出来事で、なおかつ、ケースの行動の理由を、本人や地域の中、家族や周囲との関係など幅広く捉えて紐解いていくという地域ならではの様子を伺い、非常に新鮮な気持ちで聞くことが出来ました。
県立病院の役割を模索しながらも自らの実践について、試行錯誤することは、困難なことが多いと思います。しかし、今回のような地域の中での取り組みが、私の出身地でもある福島県を盛り上げ、地域の中でOTが、もっと活躍できる未来になってほしい。また、病院の中で働いている私も、地域に目を向けながら、日々の臨床を続け、その未来に関わりたい!もっと自分を高めていきたい!と改めて感じた一日でした。鳥越先生、本当に発表お疲れ様でした。