第180回 定例会報告


発表者: 福田 清夏      
司 会: 鳥越 隆弘      記 録:梅津 雄志
針生ヶ丘病
磯目 智子
今回は、第180回という記念すべき定例会で、一陽会病院の福田さんの『双極性感情障害、広汎性発達障害を呈し、入退院を繰り返す10代後半の女性との関わり』をテーマとした症例報告に参加しました。
 広汎性発達障害の部分が目立ち、感情のコントロールが困難で、集団適応が難しい症例が、「イライラしないようになりたい」「我慢出来るようになりたい」と発言し、個別OTの中でイライラした出来事を言語化出来るよう介入したり、行動化せず落ち着いて過ごせた際は積極的にフィードバックしたり、アンガーマネージメントも取り入れていきます。
 私も以前、広汎性発達障害疑いの患者様を受け持ったことがありますが、感情的な言動については頭を抱える部分もあり、まわりのスタッフに助けられながら仕事したことを思い出しました。福田さんの丁寧な関わりは、良い方向へ結びついているように感じました。また、参加者より現在の関わりや今後について、様々な質問や意見が出されました。
 この定例会は、現在一人職場で働く私にとってはとても良い刺激になりました。今後も参加したいと思います。