第172回定例会報告

山﨑病院 小川泰広

東北を拠点とした「臨床精神科作業療法研修会」の定例会が、この度「埼玉県立大学」で行われた。埼玉県民(職場は 東京)の私としてはこの機会を逃したく無く、是非の思いで今回参加させてもらった。
 今回発表された症例は精神科大規模デイケア・ナイトケア施設を利用している男性が、デイケア内で行われる就労プログラムへの参加と市の就労支援を利用した結果、実際の就労に結びついたというものであった。
 質疑応答の時間では私もいくつか質問をし、また 最後の感想では「これからはケースと~」と偉そうな提案もさせてもらった。ただ偉そうな意見を述べたものの、「はたして自分 にも同じ事が出来たのであろうか」と振り返ると、そこまでのアプローチが出来た自信はあまりない。
研修会に参加した事で、他施設の情報やケースへのアプローチ方法を学習する事が出来たと共に、普段の自分の業務を 振り返り、ルーチンワークをしていないか、患者に寄り添う姿勢を忘れていないか、という確認をする良い機会を得る事が出来たと思う。
 今後も機会があれば、是非参加し続けて行きたい。